医学部の勉強はメチャきつい。どう乗り越える?

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医学部の勉強はとってもきついです。

自分で言うのも何ですが、偏差値トップレベルの医学部に合格するくらいだから、医学部生はある程度勉強に対して免疫があるはずです。

僕は高校時代は四方八方を男に囲まれて過ごしたので、恋愛にうつつをぬかすことなく、ただがむしゃらに勉強にのめり込んでいました。

(1日12時間以上勉強した日もたくさんあったな…)

辛い日もありましたが、振り返ってみるとあの頃の僕は勉強を楽しんでいました。

ところが、医学部に入ってみると勉強のきついこと、きついこと。

医学部の勉強の何がきついのか、どうしてきついのか、今回はそんな記事です。

 

 

医学部の勉強の何がきついのか?

具体的に何がきついかというと、授業、実習、テストです。

そんなのどこの学部にもあるじゃないか!と思うかもしれないですが、量が全然違います。

 

医学部の授業のきつさ

こちらをご覧ください。とある女子大生の1日のスケジュールです。

引用:女子大生のスケジュール帳、大公開! 忙しさはオトナ以上!? / SHIBUYA109 lab.
引用:女子大生のスケジュール帳、大公開! 忙しさはオトナ以上!? / SHIBUYA109 lab.

あなたが医学生ならば、何が「忙しさはオトナ以上だ!何が交流会だ!犬と遊んでんじゃねえ!」と怒りに震えているはずです。

医学部では基本的に9:00から17:00までみっちり授業があります。1年生の教養学部の時からミチミチです。花の大学生活に胸躍らせた新入生は目眩がすることでしょう。

 

朝から夜まで椅子に座って先生の話を聞くのだから、中学・高校の時と何の代わり映えもしません。

空きコマに友達と原宿にタピオカをしばきになんて行けません。

他学科の暇そうな日常を聞くと羨ましくて嫉妬です。彼らは彼らで悩み事はあるんでしょうけど…

 

医学生はそんな忙しい中でも授業後に部活をしたり、家庭教師のバイトを入れたりしています。

勉強ばかりで貧弱なイメージがありますけど、意外とパワフルです。

 

医学部の実習のきつさ

2年生からは実習が始まります。医学部はとにかく実習が多く、結果が出るまで終われないので、時間通りになんて終わりません。

その中でも特にハードなのが解剖実習。強烈な匂いを放つ実習室に5、6時間、ひどい時には8時間以上閉じ込められるのです。

解剖は班を組んでそれぞれ行うのですが、僕らの班はだいたい19時頃、粘る班は22時とか23時まで頑張ります。

他にも生理学実習や薬理学実習など様々取り揃えられております。

 

5年生からは病院実習が始まります。外科で手術見学があれば、24時を超えることだってあります。もちろん学ばせていただいている立場なのでお金は出ません。ボランティア精神を育みましょう。

 

医学部のテストのきつさ

医学部はとにかくテストが多いです。ひどい時には2~3日に1個のペースでテストが訪れます。さらにテストの範囲の広いこと、広いこと。山のような暗記が必要です。

医学部の理系諸君は大学受験時代に物理や化学で原理原則から学んできた人が多いでしょうが、医学部の勉強はなぜ?を考え出せばキリがないです。深掘りをし始めればどこまでも掘れます。終わりがありません。医学部で真面目な人が何故かテストに落ちまくる理由はここにあります。

僕の大学では学年ごとに試験対策委員会というのがあり、試験対策プリントを作ってくれていたので、自分でまとめたノートよりもそちらを信用して勉強していました。医学部のテスト勉強は「他の人と同じことをする」のが一番大事です。自己流で勉強するのもアリですが、無駄な勉強をしていると落ちます。

 

医学部の勉強はなぜきついのか?

勉強大好きガリ勉医学生でもキツイと感じる医学部の勉強。

受験時代と勉強量は同じくらいのはずなのになぜキツイと感じるのか。

 

その理由は、

①他の学科との比較

②競争の喪失

の2つではないかと思います。

 

「①他の学科との比較」に関しては、上でも書いたように、毎日机に張り付いて勉強している医学生にとって、スタバにタピオカ、ディズニーランドな他の学科(特に文系。これって偏見?)がキラキラして見えるのは当然でしょう。

 

「②競争の喪失」に関しては、医学生の中には勉強ができたからとりあえず医学部に入ったという人も多いです。受験戦争中は、テストの点数や模試の順位、偏差値など明確に自分の賢さを測れる指標があったのですが、医学部のテストでは受かることだけが目的になります。他人と比較されることはほとんどありません。

競争を失った医学生の悲しき末路が、自分の勉強したことをペラペラと得意げに話す知識マウント君です。

 

医学部の勉強はきついけど仕方がないよね

医学部の勉強はきつい!きつい!なんて言っていると、外野が「医学部の勉強がキツイのは当たり前だ!それが医師になるものの定めだ!文句を言うなら医者になるな!」と批判してくるでしょう。

その通りです。

医学部に入れば給料高くて勝ち組コースだと考えている人がいるかもしれませんが、高給得るためにはそれだけの努力が必要です。

医学部受験生は安易に医学部を目指そうなんてしないほうがいいです。遊ぶ時間を捨てて一生勉強し続ける覚悟があるのか自分に問うてください。

それでも医者になりたい、というのであれば、そんなあなたこそ医師になるべき人間です。

僕が全力でサポートするので、困ったことがあればぜひ連絡ください。相談に乗ります。

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