医学部の再試の実態

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医学部は、他大学と比べても特にテストが多く、内容も厳しいです。

多くの医療系大学において、一年生は教養科目で試験は少なくほとんどの人が受かりますが、二年生になって医学の勉強が始まると、一気に勉強量が増え、試験の量、内容ともに厳しくなるので再試にかかる人が増えます。

 

私の大学では、試験対策委員という仕組みがあり、授業ごとに決められた人がまとめノートを作ってネットにアップしてくれていました。また、過去問も同じくネットにアップされていたので、部活に入って先輩に過去問をもらう必要はありませんでした。(一部の大学では、まだ試験対策委員が無く、友達や先輩との繋がりが成績を左右する場合もあります。)

 

多くの人がこのまとめノートを読んで過去問を解く、という試験勉強をするのですが、まとめノートも過去問も100ページを超えることがザラで、一日二日の勉強では間に合いません。そんな試験が一週間の間、一日にまとめて数個降りかかってくるので、再試にかかる人もたくさんいるわけです。

 

再試に落ちる人の特徴としては、ギリギリで受かろうとして勉強が間に合わずにテストを迎える人、もしくは真面目すぎるためにたくさんの知識を詰め込もうとして勉強が間に合わなくなる人、の二種類だと思います。

 

再試験は、本試験より基準を甘くしてくれる科目もありますが、基本的には本試と同じレベルの問題が出ます。本試、再試で落ちないためにはとにかく過去問を何度もやる!、というのが多くの人が唱える勉強法です。

 

そしてこの再試験ですが、一つでも落とせば即留年です。医学部では留年は珍しいことではなく、一番厳しい二年生の時では10人程度落ちます。一番進級が難しいと言われる徳島大学医学部では、毎年20人程度落ちるようです。

 

 

再試にかかるのは辛いです。他の皆が遊んでいるのに自分だけ、また本試の時のように泥のように勉強しなくてはいけません。一個落とせば即留年というプレッシャーもあります。それでも決して投げ出さないでください。過去問を繰り返しやればきっと受かります。再試の期間なんて一生の中ではほんのちょっとの時間です。この苦難を乗り越えればきっと人間的な成長があると信じて医学生の皆さんは頑張って下さい!

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