医学部の勉強量は異常です

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医学部は日本の学部の中でも最高峰、入るためには大変な勉強量が求められのですが、入ってからも医学部では異常な勉強量を求められます。

大学合格がゴールではないということが、一番身にしみてわかるのが医学部なのではないでしょうか。

医学部の勉強量ははっきり言って異常です。今回はどれくらい異常なのかをご紹介したいと思います。

 

 

医学部の異常な勉強量

1日の勉強時間がとてつもなく多い

医学生の1日の勉強時間は、受験時代と同じかそれ以上あります。

 

まず、授業数が半端なく多いです。

参考として、日本の最高学府である東京大学の一週間のコマ数をご覧ください。以下の図は、東京大学公認ブログである「UT-Life」が公開している、一般的東大生の一週間の生活を表したものです。

 

赤色が講義ですが、コマ数は約10個です。1日あたり一コマか二コマで、それ以外の時間はバイトや部活など余裕のある生活ができていることがわかります。

 

次に、医学生の一週間のスケジュールを見てみましょう。同じ東大の医学部のある一週間です。

 

青色が授業ですが、見て頂いたらわかるように一週間ほぼフルで詰め込まれています。これは東京大学医学部医学科三年生の一週間ですが、医学部は偶数年が忙しいとされており、三年生はまだ暇な方であるはずなのにこの授業量です。

そして、フルコマなのは一年生から変わりません。教養時代からも五日間9時から5時まで授業がみっちり詰め込まれているのです。

 

さらにやっかいなのが実習です。

実習はシラバス上は一応5時までとなっているのですが、余裕で5時を超えます。夜の10時頃までかかることはざらにあります。

一回一回の実習時間が長い上に、実習の数も異常なほど多いです。例えば二年生であれば、解剖実習が一週間に三回、その間に生理学実習や組織学実習が挟まり、一週間実習尽くしになります。五年生、六年生は授業はなくなりますが、その代わりに一日中病院実習です。病院実習は、朝の7時頃から始まることもあります。

 

授業や実習が終われば次は自習の時間です。

自習の時間については長いので次の項で書きます。

 

1日の自習時間が大学受験時代並みに多い

1日の自習時間ですが、学年によって差があります。

多くの医学部で1年時は教養課程です。教養科目はぶっちゃけそこまで勉強時間はいりません。テスト1日前に数時間やれば全然間に合います。授業数は多いですが、遊ぶならば一年生です。

 

二年生以降で医学の勉強が本格化してくると一気に勉強量が増えます。ここからが一般大学生と比べて異常に多いです。

まず、二年生では基礎医学を学びます。基礎医学のテストはたいてい大型の休み明けにまとめてあり、テストの週とその前の週くらいは、朝から晩まで自習です。

難関大学に合格している受験生の1日あたりの平均勉強の統計ですが、医学生もテスト前になると1日8時間以上は余裕で費やすことになります。

 

三年生は、臨床医学です。大学によってカリキュラムは異なりますが、多くの大学で三年生はテストが各ブロックごと、だいたい二週間に一度テストがやってきます。大変そうに見えますが、三年生は割と楽で、基礎医学の時ほど一つ一つのテストの範囲が多くないので勉強は楽です。

 

四年生は、国家試験の前哨戦であるCBTが終わりにあります。医学生の一つの山場です。

CBTの範囲は、今まで習った基礎医学と臨床医学の全てで、受験者のほとんどが解く、クエスチョンバンクという問題集が一冊800問で、全部で四冊あります。これを二周か三周するのだから大変です。

 

問題集だけでなく、参考書も分厚い上にたくさんあります。

CBT受験前の医学生の本棚はこんな感じになります。

 

五年生、六年生は授業はなくなって病院実習になります。

授業はないのですが、CBTよりもさらに難しい国試と卒試が六年生の終わりにあります。

国試の勉強はCBTの5倍大変とも言われ、問題集、参考書共にCBTの比ではありません。

先ほどのクエスチョンバンクであれば、6冊に増えます。

さらに、授業がないため、多くの人がMECやTECOMという映像授業を各自で申し込んで受講します。実習に映像授業に問題集にと医者になる前の最後のステップが一番険しいのです。

 

 

卒後も続く勉強

国家試験に合格しても、まだまだ医者としては半人前なので研修医として最低二年間は修行をしなければなりません。研修の後には専門医になるための試験などもあり、勉強はずっと続きます。

いくら年をとっても、医学の世界は日々進歩するので勉強は終わりません。

 

 

まとめ

医学部の勉強量は異常なほど多いです。「異常」と書きましたが、それは他の大学生と比べた場合の話で、医者になる者としてはこの程度の勉強量は普通のことです。

医学部とは、勉強を愛し、勉強に愛された者だけが入れる学部なのです。

 

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