発生学は、医学生が初めの方に学ぶ基礎医学の一つです。解剖学に通じる部分があるので、解剖実習が始まる前に発生学のテストが待ち受けている大学も多いです。
発生学は、生物の発生を精子と卵子の出会いから母親の膣から出てくるまでの道のりを見ていく分野です。受精卵の形態変化や胚と人体の対応関係などイメージしにくくて難しいのですが、高校時代に生物を選択していた人は被るところが多々あり覚えやすい傾向にあります。
今回は、生物選択でなくてもわかりやすい発生の教科書を紹介したいと思います。
発生学のおすすめの教科書
新発生学 (Qシリーズ)
こちらは、発生学を初めに勉強する人が発生学の全体像を頭に入れるのにおすすめ。見開きで左ページに解説、右に図という構成になっており、イラストによってイメージがしやすいです。
こちらは四年生のCBTの時まで十分戦力になります。
ラングマン人体発生学
上記の新発生学(Qシリーズ)よりは、図が少なめですが解説はより充実しています。Qシリーズではあまり触れられていない、発生の細胞や分子レベルでの細かい機序が載っているのでより詳しく勉強したい人向けです。
カラー図解 人体発生学講義ノート
新発生学 (Qシリーズ)とラングマン人体発生学の中間くらいのレベルの参考書。新発生学より説明が詳しく、ラングマンよりも図が多いです。
発生を初めて勉強する人でも十分タメになって、値段も安いのでおすすめです。
まとめ
高校時代に生物を選択していなくて、発生を初めて勉強する人であれば新発生学 (Qシリーズ)かカラー図解 人体発生学講義ノートがおすすめです。
より深い知識が必要な方は、ラングマン人体発生学 第11版を買えば十分でしょう。