記憶力が無い人が暗記力を高める方法

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医学部の勉強は、膨大な数の病気の疫学から治療法までいかに暗記できるかが問われます。数学や物理を解く時のような理論からの導出はありません。どれだけ覚えられるか勝負です。

残念ながら暗記力には個人差があります。一度見たらなんでも覚えられる人もいれば、何度も復習してやっと頭に残る人もいます。

記憶力のない僕のようなアホでも、医学部の鬼のような暗記を乗り越えることができたメソッドをご紹介します。

 

 

暗記力を高める方法

①書いて、声に出す

ヒトがモノを覚える時は、必ず何かと結びつけて覚えています。結びつきが強いほど、記憶は取り出しやすくなります。

モノを思い出せないのは、記憶した物が頭の中から消えてしまったわけではなく、結びつきが消えてしまい、脳みそから取り出せなくなってしまったためなのです。せっかく箱に物をいれたのに、引き出しの作りが甘くて扉が開かなくなったような状態だと考えてください。

 

結びつきを強める方法、それは紙に書いて声に出すことです。脳への刺激が強いほど、記憶の連結も強まります。紙に書くと、手の触覚、圧覚等が刺激され、声に出すと、声帯付近の神経からの刺激、聴覚刺激が脳に伝わります。これらの刺激がより強固な記憶を作るのです。

 

②ゴロ合わせを絵でイメージする

記憶力を良くする方法は、記憶の結びつきを強める他に、結びつきを増やす方法があります。

結びつきが多ければ、思い出す拠り所が多くなり、引き出せる可能性が高まります。

 

結びつきを増やすのに有効な方法の一つに、語呂合わせがあります。語呂合わせは、決して付け焼刃ではなく非常に有効な手段です。自分の好きな物と結びつけることができるため、勉強が嫌いな人ほど有効です。

語呂合わせで覚える際に、絵でイメージできると良いです。ヒトは、文字よりも絵の方が記憶に残るからです。

 

③勉強中以外でも頭の中で反復する

ヒトは必ず忘れます。

学校や予備校の授業、テレビなどで一度は聞いたことがある「エビングハウスの忘却曲線」。

一時間後には覚えたことの半分以上は忘れるという恐ろしい事実を示した曲線ですが、

復習を繰り返せば、100%近く覚えることができるのです。

 

では、一度見ただけでずっと覚えていられる人がいるのはなぜでしょうか。それは、覚えようと机に向かっている時以外でも頭の中で反復しているからです。

記憶力がない人でも、歌の歌詞やアニメのキャラクターの名前のように好きなことだけは覚えられたりします。これは、好きだからこそ覚えようという意識はなくとも、頭の中でなんども繰り返しているからです。鼻歌を歌ってみたり、アニメの妄想を膨らませる中で、自然と復習ができているのです。

 

これを、好きではない勉強に応用します。暗記したいことを紙に書いて声に出した後、道を歩いている時でもお風呂に入っている時でも、空いた時間に暗記したことを思い返すようにしてください。すると、わざわざ勉強時間を割かなくとも覚えられるようになります。

 

 

まとめ

刺激と反復で記憶の結びつきを強め、語呂合わせで結びつきを増やす。この三つを実践すれば、今より必ず記憶の定着が上がるはずです。

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