医学部は四年になると、今まで学習してきたこと全てが範囲という鬼畜な試験を受けなければなりません。
受験料、再試料共に2万5000円かかり、合格基準(6割〜7割)に達しなければ問答無用で留年が確定します。
早い人では、四年生の初めから勉強を始める人もいますが、今回は今まで全然授業を聞いてこなくてできるだけ勉強量を少なくしてCBTを受かりたい人向けの勉強法です。
僕の成績
僕の成績は、八割よりちょっと上くらいでした。学校の平均点は七割付近なので、いい方だと思います。基礎医学と公衆衛生のA領域と4連門が七割いくかいかないかで、その他は全て八割以上ありました。
学年の順位は半分より少し上くらいですね。ギリギリでも受かればいいやと思っていたのですが、だいぶ余裕を持って受かることができました。
今まで僕は授業は正直マジメに聞いていなくて、学校が終わったあとは飲みや部活で勉強時間は綺麗にゼロでした。テスト前になると、頑張って詰め込んだのですが、たまにテストを落としてしまうこともありました。
CBTの勉強を始めたのも人より遅かったと思います。テストのちょうど二ヶ月前から始めました。ほぼ知識ゼロの状態から二ヶ月でCBT八割を取ることができたので、なかなか効率のいい勉強法だったのではないかと思います。
もし、同じく医学の知識が全然ないけど、勉強はできるだけ少なくしてCBTに受かりたい人が他にいれば僕の勉強法が少しは参考になるはずです。
ちなみに僕は記憶力は悪い方だと自覚していますので、他の人が同じ方法でやればもっといい点数が採れるでしょう。
何をしたか?
使った書籍
唯一買ったのは、クエスチョンバンク。略して、QB。
vol.1は基礎医学で、覚えることが多い割にテストにあまり出ないのでやってて一番辛かったです。
vol.2は臨床前編で、これから始める人が多いと思います。
vol.3は臨床後編で、vol.2の次にやります。
vol.1からvol.3の知識を使った応用問題です。最後にやるといいです。
QBは問題はたくさん載っているのですが、解説が少ないため、わからないところがあった時に参照できる参考書が必要です。
僕は、病気が見える、通称病見えをつかいました。
これ以外にも全部で10巻あるのですが、全部持っておいた方がいいです。全部買うと高いので、何冊かは先輩に貰いました。
具体的な勉強の進捗
私の大学では、12月にあったので二ヶ月前の10月から勉強を始めました。
10月からは授業もあったので、授業が終わってからとりあえず一週間に一冊のペースでQBを流し見してきました。この時点では、ノートをまとめたりせず、QBの大事なところや病気が見えるの関連ページに線を引くだけでした。
11月に入ったところで、QBのvol.1〜3が一周終わりました。vol.4は最悪やらなくてもいいと聞いていたので、vol.1〜3をもう一周やることにしました。
二週目に入ったのですが、意外と覚えておらず、6割ちょっとくらいしか正答率が無かったのでまとめノートを作りながら進めていきました。ノートを作るのは時間がかかりますが、知識が整理されるので絶対やったほうがいいです。
そして、12月の中頃にやっと二週目が終わりました。テストまでの最後の期間は、ノートの見直しを主にやりながら、vol.4を一周しました。時間が無くてvol.4の四連問は全部は終わりませんでした。
テストを受けてみて思ったことは、vol.1はQBでやったことがあまり出なかったので一周でも良かった。四連問はvol.2と3の知識があれば解けるので時間がないなら無理にやらなくてよかった。この二点です。
CBT勉強中の注意
周りに惑わされるな
医学部生の特徴として、自分の勉強時間を少なめに言う、というのがあります。
CBTの授業が始まるずっと前に図書館で勉強していたのに、11月頃になってそろそろ勉強始めるなどと言っていた人もいました。
先輩の中には、QBは一周すれば十分だという人もいますが、よっぽどの天才かただの嘘です。
QBは二周以上は絶対やるべきです。
授業は聞いておけ
うちの大学では、CBT直前期の授業では臨床や国試で役に立つ知識を教えていて、CBT対策では無かったのですが、授業を聞いてみると意外とテスト勉強の時につながり、役に立ちました。
授業中は内職で、ひたすらQBを解いている人もいましたが、そこまで良い成績の人はいませんでした。
大学によって授業内容が違うので一概には言えませんが、授業は聞いておいた方がいいです。
まとめ
QBを三周したら絶対に受かります。
一冊800問あって、一周するのには時間がかかるので余裕をもって始めてください。他の人がまだ勉強を始めていないといっても信じず、自分流の勉強法を早い段階で見つけて、試験勉強に望んでください。