医学部生におすすめの生理学の教科書

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前回は生理学の勉強法についての記事を書いたので、今回は生理学のおすすめの教科書をご紹介しようと思います。

筋肉や血管のイラストが多い解剖学と違って、生理学は文章が多くなりがちです。文字だらけの参考書だとイメージがわかずに覚えずらいので、イラストが豊富な生理学の参考書を厳選しました。

 

 

基礎医学入りたての医学部二年生向けの教科書

好きになる生理学

好きになる生理学 からだについての身近な疑問 (KS好きになるシリーズ)

 

高校の時に生物を選択していなくて、知識がまっさらかつ授業も全然聞いていない人向けの教科書です。

イラストや漫画が豊富で、中学生でも理解できるレベルの入門書中の入門書です。

これだけ読んでも医学部レベルの生理学のテストが解けるようになるわけではありませんが、頭の中にイメージができるので、生理学を勉強しやすくなることは間違いありません。

 

カラー図解 人体の正常構造と機能

カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版【電子書籍つき】

 

こちらは前回の記事でもおすすめした教科書です。

文章が多くなりがちな生理学を、豊富なイラストでわかりやすく解説してくれる良書です。

こちらの参考書は、医学部二年生の生理学のテストから四年生のCBT対策まで長く使えます。国試の範囲まではさすがにカバーしきれない部分がありますが、入門から中級レベルの人まで幅広く使えるので初めに買う一冊としては当サイト一番のおすすめです。

 

生理学をより深く学びたい人向けの教科書

標準生理学

標準生理学 (Standard textbook)

こちらは真面目な医学部生が持っている率の高い教科書です。

膨大なページ数に膨大な文章量でこの参考書に載っていないことはないとまで言われているので、生理学を根本から理解したい人向けです。他の参考書に載っていいない分からないことを参照するにはとても使えます。

ただし、生理学入門者は絶対に買わないほうがいいです。とにかく文章が多く、ある程度基礎を理解していないまま読むと、わけがわからなくて生理学が嫌いになってしまう可能性が高いです。

生理学に自身が無い学生は、背伸びをせずに「好きになる生理学」か「カラー図解 人体の正常構造と機能」を購入することをおすすめします。

 

ギャノング生理学

ギャノング生理学 原書24版 (Lange Textbookシリーズ)

 

ギャノング生理学は、標準生理学と同様に網羅生の高い教科書ですが、標準生理学よりも図が多いです。

臨床に即した内容で読んでいて面白いので、三年生で生理学を勉強しなおしたい人に一番オススメです。高校は生物選択である程度基礎がある初学者にもオススメできます。

 

 

まとめ

生理学のおすすめの教科書は、その人のレベルによって異なりますが、どの段階の人でも買っていて損は無いのが、カラー図解 人体の正常構造と機能です。

生理学は、医学の基礎となる分野なので、生理学をしっかり理解しているかいないかで、臨床に入ってから大きな差が出てきます。早いうちから参考書を買っておくのは決して損にはなりません。

ご参考になれば幸いです。

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